〜煕代勝覧絵巻〜

先日、おとぼけdeチャンネルで「煕代勝覧を歩いてみた!」を公開しました。今回はこの「煕代勝覧」について書いていこうと思います。

まずはこの「煕代勝覧」とは何か?今から200年ちょっと昔の文化2年(1805年) 神田から日本橋までの様子を描いた絵巻で、当時の江戸っ子たちの様子が細かく描かれており、長さ約12m、縦.約44cmの長い長い作品です。

この「煕代勝覧」もちろん、ちゃんと意味があります。「煕(かがや)ける時代の勝(すぐ)れた景観」という意味で、作者は不明。しかも1999年にドイツで発見されたという謎の多い絵巻です。

ところでなぜ文化2年の様子だとわかるのか?それは「文化二/回向院」と書かれた勧進箱が絵巻の中に描かれているので、その時代設定だと考えられるからです。

当時の神田から日本橋までの約700〜800mの道筋を描写していますが、その中には約1600人ほどの江戸っ子たちが描かれています。

棒手振り、寺子屋へ向かう親子、辻占い、瓦版を売る読売、白昼の酔っ払い、僧侶、買い物客。てやんでぇ、てやんでぇ、べらんめぇ、と聞こえてきそうです。

人以外に犬、猿、馬、牛…。当時から活気のある場所だった事がうかがえます。

絵巻の終点、日本橋には高札場があり、幕府のお触れが描かれています。

親兄弟、夫婦仲良くすること。家業に専念すること。博打の類一切禁止。喧嘩、口論などつつしむこと。等々。以外にも難しいものはなく、けっこう当たり前なことばかりでちょっと和みます。

日本橋三越の地下道に現在展示されている絵巻は約三分の二に縮尺、複製されたものなので文字は読み取れませんが、ドイツで保管されている本物は読めるそうです。

約200年前の江戸と現在の街並みと平行しながら進んでいく映像、ちょっとしたタイムスリップ感が味わえます。よかったら是非ご覧ください。

おとぼけdeチャンネルで検索すると観られます。

【検証‼︎】EDO 夜廻り リアル過ぎる絵巻もの 「熈代勝覧の世界」を歩いてみた!

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