小学校を卒業するまで葛飾区に住んでいたので、夏休みは父、母の実家がある岩手で過ごしていました。
豊かな自然、カブトムシ、クワガタがたくさんいて都会っ子であったボクは毎年夏休みがとても楽しみでした。
小学校3年生の夏休みに宮古にある浄土ヶ浜へ海水浴に行った時のこと。
地元の中学生がウニを採って、岩場で焼いて食べていて、そのいい香りに誘われ近よって、ふと足元を見ると…
岩場の海水の水溜りで無数のオタマジャクシが泳いでいて、あれ?池や川にいるはずなのになぜ海に?と思い、後日図鑑で調べてみたところ…
「ホヤ」の幼生でした。
この事実が当時のボクにとって、たいへんショッキングで、あんなに元気に泳いでいたのに岩にくっついて動かなくなるんだ!そして成長したら人間に食べられてしまうのか!!と激しく動揺したのでした。
人間に生まれて本当によかった!!と思った夏の思い出でした。
この事が関係してるわけではありませんが、未だにホヤは苦手で食べる事はありません。