オリンピックが開催され、各国の選手達が連日がんばっています。
ふと国立競技場、江戸時代はどんな場所だったのかな?と思い幕末の江戸古地図で調べてみました。
まず国立競技場の南側ですが「御先手組与力同心大縄地」と記されています。
「御先手」とは先頭を行く軍、先陣、先鋒の事。「ごせんて」と読みます。戦闘時には徳川家の先鋒足軽隊を務め、普段は江戸城の各門の警備、将軍外出時の警護、江戸城下の治安維持を務めました。
「与力 同心」は現代でいう警察官が一番近い存在ではないでしょうか。「大縄地」とは与力や同心の拝領地の事で「おおなわち」と読みます。現代の公務員宿舎といった感じでしょう。
国立競技場の北側には「御焰硝蔵」と記されています。これは火薬倉庫の事です。
国立競技場、どうやら幕末は江戸城を護る人達の宿舎だったようです。
歴史を感じますねぇ。