今回のおとぼけ動画に登場したのは4代将軍、徳川家綱。彼の人物像に迫ってみました。
1641年9月7日生まれ。乙女座。身長は約158cm。
3代将軍、徳川家光の長男。
将軍に就任した年齢は11歳。在任期間は約28年。
それでは動画では紹介していないエピソードを2つほど。
将軍になって間もないころ、江戸城の天守閣に登った家綱。家臣から「これを使えば城下町がよく見えますよ」と言われ、望遠鏡を渡されました。それに対し、「もし将軍が天守から望遠鏡で四方を見下ろしていると知ったら、庶民は嫌な思いをするだろう」と言い望遠鏡を使わなかったそう。
ある日の食事中に、お吸い物に髪が入っていたので取り除いたが、配膳係が慌てて新しいものと交換しようとしたが、「その汁は捨てて椀を空にして下げるように」と告げました。誰の髪だとしても誰も咎められないようにと配慮したのでした。優しかったんですね。
幼くして将軍になり、政治は叔父の保科正之や重臣たちが行っていました。優秀な重臣たちに恵まれ、自身は絵画、釣りなど趣味三昧だったようです。
そんな家綱の時代、どんな事が起きていたかというと。
海外、イギリスではグリニッジ天文台が完成。フランスではベルサイユ宮殿が完成。
国内では由井正雪の乱。明暦の大火。河村瑞賢による西〜東の航路開拓、などです。
明暦の大火。この時は江戸の街の復興に率先して取り組みました。とても大変だったでしょう。
4代将軍、徳川家綱。人物像をまとめてみると…。
内向的。温厚。家臣に恵まれた。絵画、釣りが趣味。人情味ある優しさがある。
そんな彼は脳に患いがあり、身体が丈夫ではありませんでした。約28年将軍を務め、38歳で亡くなりました。死因は脳膜炎ではないか?といわれております。
歴代将軍の人物像を調べ行くと、江戸という時代の様子がより、鮮明にイメージ出来るので楽しいです。
次回は5代将軍、徳川綱吉について調べていこうと思います。