唐突ですがボクが20代の頃、シングルモルトウィスキーが好き過ぎて、ラベルを剥がしてファイルにとじて収集していた時期がありました。
シングルモルトウィスキーというのは1つの蒸留所で作られたウィスキーで、大麦麦芽を原料に作られたものを指します。
それとは別にブレンデッドウィスキーといって、違う蒸留所のウィスキーをブレンドしたものがあり、こちらが一般的にいわれるウィスキー。
蒸留所の気候風土、製造過程の違いが味、香りにダイレクトに伝わるところがシングルモルトウィスキーの最大の魅力です。
このシングルモルトウィスキー、主にスコットランド周辺で製造されています。
スコットランドはピートという泥炭の産地で、これを焚いて原料の大麦を乾燥させます。この時にウィスキー特有のスモーキーな香りがつきます。
さまざまな銘柄がありますが、ボクのお気に入りはスコットランド、アイラ島産のもの。
強烈なピートのスモーキーな香り、そして小さな島なのでウィスキーを熟成中の樽に潮風が当たり、ほんのり潮の香りを感じるクセのある奴らです。
ラガブリン、ラフロイグ、アドベックといった面々。海の幸と相性抜群、最高な奴ら。
それにしてもあのファイル、何処いったかな???消息不明。
銘柄ごとに若きボクがうんちくを書き込んだものです、懐かしいなぁ。
「いつの日か 行ってみたいな アイラ島」なんて川柳もどきを書いたのを覚えています、はずかしー。
前置きが長くなりましたが、今回お客さんにはサントリーウィスキー知多、ハイボールでお出ししました。
酒のお供は熱々じゃがバターにイカの塩辛をトッピング。く〜、堪りません、お客さん喜んでらっしゃいました。
次回はボクお薦めのアイラ島産シングルモルトウィスキーを振る舞おうと思います。
そんなこんなでいい感じの酔っ払いの二人、桶狭間の戦い後の家康の話しで盛り上がりました。
今川義元を討ち、情勢がすっかり様変わりしてしまった三河周辺、織田信長の勢いが止まりません。
国衆と呼ばれる有力農民が、次々と今川方から織田方へと寝返ります。
この国衆、彼らは北条 武田 上杉、後の戦国大名、徳川 毛利などの動向を左右するほどの影響力があったそうです。
そんな最中、家康は自分の領地を守りつつ、勢力も広げつつ大忙し。
今川義元の後を継いだのは息子の今川氏真(うじざね)。
この頃の家康は、今川氏真にも織田信長にもついてなかったようです。
自立を目指して日々悩みに悩んでいたのかと思われます。
ちなみに冒頭の絵の人物は今川氏真。
戦国時代が終わり、江戸時代初め、今川氏真の孫が幕府に仕え、与えられた土地が杉並区今川。
その後、現在の新宿にあった今川氏真の墓は、杉並区今川にある観泉寺に1662年に移され、今に至ります。
今川氏真のお墓、近々お参りに行こうと思います。
歴史って本当に美味しいですね、それではさよなら、さよなら!